ミャンマーの政治体制や政党についてお伝えします。

不安定な政治から脱出し、安定してきたミャンマー政府

軍事政権による支配、アウンサンスーチー氏の政府による弾圧をはじめ、2007年に発生した僧侶による民主化に向けた全国的なデモで邦人を含む多数の死傷者が発生するなど長年内政が不安定だったミャンマー。
2003年、キン・ニュン首相が発表した民主化への「ロードマップ」の通り、順調に軍政から民主化へ以降。2011年には総選挙の結果に基づく国会召集、テイン・セイン大統領の就任などで内政も落ち着きを見せています。

政治体制

ミャンマーは大統領制、共和制をとる民主国家。2011年よりテイン・セイン大統領が国家元首として就任。国会は二院制の体制をとっています。
軍による政権支配は脱したとはいえ、未だ国会議席には軍人代表議席が残り、主要なポストを元軍人が占めているなどかつての軍事政権の名残はありますが内政は安定した状況にあります。

有力政党

2010年に実施されたミャンマー総選挙では国軍寄りの連邦団結発展党(USDP)が議席の80%を獲得。現在最も有力な政党になっています。
アウンサン・スーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)は選挙をボイコット。民主化政党では国民民主勢力(NDF)が出馬しましたが、敗北しています。
その後、2012年に実施された補欠選挙では国民民主連盟(NDL)が圧勝。国政に置ける最大与党となっています。

[連邦議会の主な議席構成]

ー国民代表院:連邦団結発展党(USDP)48.2%、国民民主連盟(NLD)8.4%、その他18.4%、軍人議員25%
ー民族代表院:連邦団結発展党(USDP)55.4%、国民民主連盟(NLD)1.8%、その他17.9%、軍人議員25%

テイン・セイン政権の特徴

連邦団結発展党(USDP)のテイン・テインセイン大統領とミャンマー民主化に向け国際社会を味方につけ活動してきたアウンサン・スーチー議長が協力関係を築いたことがテインセイン政権の大きな特徴です。
これにより、アメリカとの関係改善を引き出し国際社会からの経済制裁処置が緩和。ミャンマーは本格的にグローバル経済へ参入できるようになりました。
このことによって、ミャンマーの経済改革が進展。2012年にテインセイン大統領は5年で1人あたりのGDPを1.7倍にすると目標を掲げ、経済成長へ向けて大きく舵を切ることになりました。